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狂犬病予防

狂犬病とは・・・
狂犬病ウイルスを病原体とするウイルス性の人畜共通感染症であり、人を含めたすべての哺乳類が感染する。
発症後の死亡率はほど100%で確立した治療法はない

という大変恐ろしい病気です。日本国内では昭和31年に人、32年に猫の感染を最後に発生がありませんが、未だに世界では多くの発生があり、毎年、数万人もの命が失われています。(撲滅されているのは日本、オーストラリア、英国など数カ国のみです)

狂犬病予防法(昭和25年発令・平成10年改正)

我が国には、「狂犬病の発生を予防し、そのまん延を防止し、及びこれを撲滅することにより、公衆衛生の向上及び公共の福祉の増進を図ることを目的とする。」 という趣旨の法律があり、犬を家族に持つ方はこれを守らねばならないわけです。
この法律をとても要約すれば、愛犬はお国に登録し、狂犬病の予防接種をうけ、発行される鑑札・済票をつけておかなければならない、怠ると罰金ですよ、ということです。

なぜ犬だけが予防接種をうけるの?

あらゆる哺乳類が感染するのに犬だけが予防接種、登録を義務付けられていることを不思議に思われることでしょう。
理由は人への感染のほぼすべてが犬からによるものだからです。
猫に関しても法律による定めがありますが、私の調べたところでは、輸出入に関する場合、罹患およびその疑いがある場合に限るようです。
狂犬病予防法は犬より人を守るためといった目的が大きいのです。

副作用は?

あります。どんなワクチンも100%安全というわけではありません。狂犬病ワクチンの主な副作用はアナフィラキシーです。
身体に入った抗原に対して過剰な免疫反応を起こすことです。データによれば、1歳以下、10歳以上の子に多く起こり、ほぼ12時間以内に症状が現れます。重篤な場合は死に至ります。とても心配になられますよね。
インターネットの一部のサイトでは非常に危険なワクチンであるかのようなことを言っていますがこれはウソ。
副作用を起こす確率は他のワクチンに比べても極めて低いです。実際に当院で過去30年以上の間に重い副作用を起こした子はいません。
ちょっと元気がなくなることはありますが。「近年における動物用狂犬病ワクチンの副作用の発生状況」という研究発表がなされ安全性が確認されています。
とはいえ皆無とはいえない副作用ですから、皆様にお願いしたいのはなるべく病院で接種を受けていただきたいということです。
集団注射の会場では、1頭の子に充分な時間が取れませんし、多くの犬が集まる環境は犬にストレスを与えべストコンデションでの接種とは言えないためです。 病院で健康状態を確認し、接種後最低6時間は様子を見られるときにうたれるのが望ましいです。

我が国の狂犬病予防の現状は?

接種率は近年低下の傾向にあります。厚生労働省の発表では、2017年の狂犬病予防注射率は76% です。
けれどこれは登録されている犬が注射を受けた割合で、未登録の犬は含まれていないのです。少し前のペットフード工業会の全国調査による犬の飼育頭数に対しての接種の割合は約40%と試算されています。
この数字は、WHOが狂犬病の流行を防ぐために必要とされる70%のガイドラインを大きく下回っています。
日本ではもう長いこと狂犬病はでていないから注射は必要ない、というのは大きな間違いです。年々進む国際化で外国からの動物の流入が増加しています。
また、検疫制度があるとはいえ、船に紛れ込んだ小動物の上陸の可能性は否定できないでしょう。2003年にはボリビアで、感染したハムスターの輸入により多くの犠牲者がでた事例もあります。
狂犬病予防接種とは、今罹る心配があるから接種するのではなく、万一日本に狂犬病ウイルスが入り込んだときのために人や犬猫やその他の動物を守るための防衛対策です。

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