おしえて/こんなときどうする?

● よくあるコマッタ:仔犬が手を咬む

ほとんどの場合が、いわゆる「甘がみ」です。仔犬同士が遊んでいるところをみればわかるように、口を使って遊びを誘うごく自然な動作です。しかし、家庭犬とし、人を咬むことはマナー違反。ポイントは、手を咬むような状況をつくらず、それが楽しい遊びだと覚えさせないことです。一度覚えてしまった楽しい習慣(イヌにとって)をやめさせるのは大変です。正しい人との遊び方を教えてあげましょう。

  • ケージやサークルから出したらまず遊んでやる。(トイレも忘れないで下さいね)
  • 遊ぶ時はオモチャを使う/手を遊び道具にさせないようにします。
    手との距離(30cm位)を取れるように、小さい子でも大型犬用のオモチャを使って遊びます。
  • 充分な運動をさせる
    仔犬はエネルギーがあふれています。充分な有酸素運動*1をさせ、エネルギーを発散させる必要があります。
    オモチャを使い十分に遊ばせます。お散歩に行けるようになったら外での運動を楽しんで下さい。公園など危険のない所では、ロングリード(5m位)・フレキシリード*2をつけて、自由に走れる時間をつくってあげましょう。
  • 手を口の周りに近づけない
    ほめる時も、撫でる必要はありません。撫でる時は、リラックスしている時、眠い時に背中をゆっくり撫でるようにします。
  • もしも、手を咬み始めたら
    すぐに(1回目で)声もかけず、目も見ないでケージにいれます。しばらくして、静かに落ち着いたらケージから出してオモチャで遊んであげます。
    手を咬む→ 遊びはおしまい→ オモチャを咬む→ 遊びを続けられる、と教えます。
  • アドバイス
    【オモチャ】
    毎日、同じ物だと飽きてしまうので種類を多くします。小型のイヌでもLサイズのものが良いです。
    人間が遊んで遊んであげられない時は、一人で遊べるオモチャ(バスターキューブ*3・プレスボーン*4、など)を用意して与えます。
    オモチャの管理は人間がします。一人遊び用のオモチャ以外はイヌの自由にさせてはいけません
    【遊びのルール】
    遊びの開始と終了は人間が決めます。静かにしている時に遊び始め、飽きる前に終わりにします。
    一回の遊び時間は短く、回数を多くし、集中して遊ぶようにします。
    【リード】
    クレートから出して遊ぶ時にリードをつけたままにします。捕まえやすくするためと、リードに慣らすためです。(リードを咬んでしまう場合は、あらかじめリードにビターアップル*5などを塗っておきます)
    【撫でる】
    イヌを撫でることは人間にとっては楽しみです。けれど、撫ですぎは禁物。イヌが人間と同じくらい喜んでいるかというと「?」です。じっとして撫でられているより、身体を動かして遊ぶ方が楽しいようです。しつこく撫でられることによって、触られることが嫌いになってしまう場合もあります。ご注意を!
以上、行動クリニック五十嵐先生のお話を参考にさせていただきました。